文化・芸術・クリエイティブ実験室 / 上野・浅草 / WEB/IT/インバウンド
おはようございます!ジョグライターの永田です。
『一富士二鷹三茄子』昔からそう言われて親しまれてきた富士山、
富士山が見える日ってなんだか得した気分になりますよね?今日から3回に渡って静岡横断編を書いてみようと思います。走行距離は180キロを予定。走行日程は8/14~8/16日の3日間。これまで連日走ることが無かったので不安もありますが、とにかく富士山が見えるルートなので景色を楽しみながら先へ進んでいきたいと思います。
今日はいつもよりちょっと早起き!
出来るだけ早く三島から走れるように頑張りました。
ひとつ気が付いたのですが・・・
青春18きっぷとグリーン車って絶対相性が言いと思います。
土日だとプラス780円で沼津まで行けるんです!!
しかも2階建てだと下の方に乗れば他の乗客も少なく快適でした☆
青春18きっぷ、スタンプは4つ目の三島からスタート。
!!!!!!
今回の不安材料・・・重いカバン。
これ担いで3日で180キロ以上の距離を走るのでちょっと不安です。
なにはともあれ、三島の街を探検するところから始めてみましょう。
箱根を越えた時も思ったのですが、この街はとても水がきれいです。
白滝公園は三島駅から走って3分ほどの場所。東京の公園のイメージとは程遠いくらい水が透き通っていました。
水の名所なのでしょうか?湧水が飲めるようになっていました。
しばらくのんびりしたかったけど、時間の都合で早速三島大社へ向かうことに。
水と生活が密接している街の風景がとても印象深いですね。
白滝公園から2~3分ほど走ると三島大社へ。
三島大社御創建の時期は不明でとされていますが、古くは平安時代の史料にも書かれていて、中世では伊豆に流された源頼朝が崇拝していた社としても知られています。三島の地名も三島大社が由来になったそうです。
国道1号線へ向かおうと駅まで向かう途中に、また素敵な場所を発見しました!
菰池公園という小さな公園。
とても静かでウッドデッキでずっとボーっとしていたい場所でした。
この辺で暮らしていたらポットにコーヒーでも入れて、折り畳みチェアに座って本でも読みながら過ごしてみたいですね。有名な場所じゃない分プライベート感があり、僕はここを三島一番のお気に入りの場所に認定しました!!
いよいよこの旅を思いついたきっかけのひとつ、そして一番行ってみたかった場所!高尾山古墳へ向かいます。
いきなりクライマックスかよ!!
「高尾山古墳 静岡」でGoogle Mapに聞いてみたら三島から5キロ程度の場所でした。学校の中かな?
・・・。
なんか通りに面していないし不安だなぁ、と思いながらひたひたと走ります。
この道でいいのかな?なんかやっぱ不安だなぁ。
地図の場所に近くなってきたので地元の高校生に聞いてみると
僕「すいません、高尾山古墳ってここから近いですか?」
学生「ふふふ、知らないっス!」
僕「・・・。」
いやいや、地図だと近くの中学校を指しているんだけど。なんか変な人だと思われたのかな?
「ふふふ」ってなんか変な笑いで嫌だなぁ。やっぱり汗びっしょりで変な人と思われたのかなぁ。
何人かに聞いてみて皆知らないと答えるので、今度は普通にGoogle検索してみました。高尾山古墳はもう少し離れた熊野神社の隣にありました。
くっそぉー、ロスだ!Google Map め!!
気を取り直して走り、やっと高尾山古墳へ到着しました。
高尾山古墳は前方後方形で、長さは約62メートル。古墳時代最初期のものとしては東日本最大級で、全国的にも大規模なものだそうです。道路開発のため無くなるかもしれないとのことだったので、その前に見ておきたいと思いここまでやって来ました。
「・・・。」古代人との無言の会話。
しばらく、旅の目的をひとつ果たした達成感の余韻に浸り佇んでいました。
そして隣の神社にお参り・・・
まぁ、旅の祈願なので・・・
しばらく国道を走り、代わり映えの無い景色に退屈し、国道から旧東海道へ移動。ここでも淡々と退屈な道が続きます。
それにしても・・・、この道がずぅ~っと続くのですよ。
長距離を走るときは、退屈な道が本当につらいです。ふぅ。
しばらく走ると、もう本当にどうでもいいことなのですが・・・
お寺に神様って・・・仏様じゃないのですかね?でもこの適当な信仰観が日本っぽかったりもするんですよね。浅草寺の中に浅草神社があったりとか。
そんなことを考えていても、あまりに退屈なので東海道からコースを外れることに。
JR線沿い→旧東海道沿い→JR線沿い
蛇行するように走ってみると・・・
ん?なんだろう?大きなお家のようなお店のような建物が見えて来ました。
この辺の大地主様かな?ちょっと行ってみよう!
ここは高嶋酒造というお酒の会社さんでした。
高嶋酒造さんが、地下134.5メートルから汲み上げる井戸水を地域の人たちに提供していました。ちょっと嬉しい!僕も顔を洗わせていただきました。いやぁ~さっぱり^^
そして富士市へ突入!
ここら辺から旧東海道が退屈なので海沿いの道へシフト。千本松原沿いを走ることに。
本来田子の浦辺りからは富士山がきれいに見えるようですが、この日はあいにく雲に隠れていました。残念です。
潤井川を渡り富士市の中心部へと走ります。思っていたのとなんかイメージが違う・・・
地名からは富士山が見えるさわやかな場所かと思っていたのですが工場地帯でした。
巨大な構造物ってなんだか恐怖感を煽りますよね?お盆で人も少ない工場地帯はなんとなく寂しくて怖い雰囲気。
川から海への水の流れに、人工的な滝、これも違和感満載でした。
巨大な人工物ってやっぱりなんか怖いですよねぇ。
早くこの辺から抜けたいなぁ~と思いながら少しスピードを上げてみる。
富士山が見えればもう少し気分も違うのでしょうけど。
しばらく走り富士川を渡ると工場地帯を抜けられ一息つけました。
蒲原宿は、なまこ壁と『塗り家造り』の家が多く見られました。塗り家造りは防火効果が大きいのが特徴で、城郭などに用いられた技術です。
大きなお屋敷は旅籠「和泉屋」というらしく、江戸時代に建てられ、安政の大地震でも倒壊を免れた建物です。いまでも人が住んでるのかな?
そして蒲原本陣跡で記念撮影。
なんかこの通りは歴史のテーマパークみたいで面白いですね。
そして、由比宿へ。
一里塚を記念にと思ったら、『日本一桜えびのまち 由比』という表記も一緒に。この抜け目なさ好きです。商売大事!!よし、桜えびが有名なのか!?食べたくなってきた。
そしてついに由比本陣に到着!!
明治天皇がご小休された場所でもあり、とてもきれいな庭園で観光客も沢山いました。
そして、お楽しみの
桜えび定食。かきあげがサクサクしてとてもおいしかったです。
そして再び清水への旅路へ。あとどれ位で清水に到着するんだろう?と思っていたところで!!
おぉぉ!清水銀行があった!ゴールも近し。
そうして今日も一日が暮れていくのでした。
今日は50キロ近く走りましたが、前半海辺で日陰がほとんどない状態が続きました。暑い中を走るので健康面には十分注意しました。富士山も見えずに退屈な前半とはうって変わって、後半は古い街並みを楽しみながら走ることが出来ました。そして、この辺りまで来ると声を掛けられる機会も増え・・・
「どこまで行くの?」と聞かれて、
「ちょっと京都まで!」と答えると、鼻で笑われ、
「どこから来たの?」と聞かれて、
「東京から!」と答えると、真顔でびっくりされる。
冒険への挑戦者に対するリスペクトが感じられました。
そう、冒険王に俺はなる!
明日は清水からスタート。
2015/08/14走行 コース:三島~清水
清水まで走った後は温泉に入ってゆっくりしようと思い、電車で『草薙の湯』へ行ってきました。
中伊豆から運んだ温泉でした。明日に疲れを残さない為によく体をほぐしてストレッチ。
本当は清水の街をもっと楽しみたかったのですが、初日なので街歩きもほどほどにして一日を終了しました。
おはようございます!異文化コミュニケーターの永田です。 はい、ことあるごとに肩書が変わりますが、ここはひとつ生温かい目...
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