文化・芸術・クリエイティブ実験室 / 上野・浅草 / WEB/IT/インバウンド
おはようございます!ジョグライターの永田です。
一度やってみたかったガチ高尾山登山!日本橋から高尾山頂へ、ラストの高尾山の登り坂は意外と急でとても堪えましたが、高尾から先の甲州街道の起伏はさらに激しく、まだまだ序章に過ぎなかったと思い知らされました。
なにはともあれEDO SURVIVE、甲州街道の謎を解くため諏訪湖目指して二日目スタートです。
高尾山の麓を流れる南浅川に沿って旧甲州街道は続いています。高尾山は向かって左の方、甲州街道は正面小仏峠に向かいます。
小仏関所跡。関所はどの街道にもありますが、甲州街道はこの小仏関所で江戸へ入る人を取り締まりました。関所は朝の6時から夕方の6時迄営業(?)されていたようです。結構長時間労働ですが、交代制だったのでしょうかね?
高尾から3キロほど走ると浅川国際鱒(マス)釣場、のどかな風景、この辺りから山道へと変化します。
小仏バス停を過ぎた辺りから次第に山の風景になり、登山をする人たちもチラホラ見かけるようになります。普通に登山を楽しみたい人は高尾駅から小仏バス停までバスで来るのが普通なようです。
今日は僕もまだまだ余裕。
途中で車道が無くなってちょっとした山道になってきます。高尾山の少し険しいコースと同じような感じかな?初心者でも気軽に登れるハイキングコースのような感じでした。
小仏峠は標高548m。登り切った所には休憩場所があり、絵描きさんがいたり、お弁当を食べている人がいたり、みなさん思い思いにハイキングを満喫していました。
峠を一気に下ると車道と合流。模湖へ行く車かな?凄い渋滞していて、ジョギングした方が全然速かったです。
国道20号に合流する辺りで小原宿に到着します。写真の高札は宿町の人たちに幕府がお知らせを貼る町内の掲示板でした。
小原宿の清水本陣跡は神名川県に26あった本陣の中で唯一現存する県指定重要文化財で、普段は一般に無料で開放されているので中を見学することができます。
一階は当時の本陣宿の様子がそのまま残されていて、二階には当時盛んだった産業(製糸業)の機織り機などが資料として展示してありました。
小原宿を抜けると左手に相模湖が見えてきます。
この辺りで峠も越えたし、お腹もすいてきたし、そろそろお昼を食べようかなぁと思っていた時に通り過ぎたおいしそうなラーメン屋さん。
結局その日は入らなかったけど、僕が通った数日後に・・・
な、なんとクマが出たらしい、とニュースになってた!?
相模湖のラーメン店にクマが激突、どんな様子だった?[はまれぽ.com]
う~ん、入っておくべきだったかも・・・
吉野宿本陣は土蔵や一部の建物のみが残っていました。
ここ、吉野宿から小原宿までは明治28年に大火があり一帯は焼けてしまったようです。先ほどの清水本陣もそうですが、今この辺りで残っている建物は明治、大正、昭和の時代に起こった大火から焼け残った貴重な建物なんです。
土蔵の反対側、通りを渡った正面には旅籠ふじやがあります。こちらは明治の大火の後、明治30年に立て直した建物だそうです。
ふじやの二階には資料展示コーナーもありました。この辺り、藤野地区には古代から人が生活をしていて、その遺跡から出土した資料を展示していました。
吉野宿を抜けて、旧街道を辿るとまた怪しげな道へと迷い込む・・・、不安です。。
迷子の予感・・・
甲州街道は旅人が道に迷わないようにと、ところどころに表札があります。おかげで迷わずに関野宿に入ることが出来ました。
関野宿から山間を抜けると山梨県に突入、しばらく走ると上野原宿に入ります。
上野原市はとても広くて、この4つ先の宿まで上野原市なのです。ちなみに上野原の名前は、四方が崖になっていてその上の平坦な土地に町が出来たのが由来とされています。
上野原の名物かな?街のあちこちに饅頭屋さんがあったのですが・・・
走って喉乾いているのに饅頭食べたら、喉につっかえて大変なことになる(@@;)と思い控えました。
上野原宿を越えるとまた一気に山深くなってきます。緑が濃く山深い風景は高尾山や小仏峠の山とは大分違う感じがしました。
谷底へ下ると鶴川宿に入ります。
深い山間をさらに走ると野田尻宿に続きます。ノスタルジックなポストが素敵だなぁと思ったのですが、なぜか郵便物を入れることは出来ないと脇の立て札に書かれていました(笑
ポストですよね、これ・・・
さらに山深くなってくると、そろそろ犬目宿に到着します。
この地きわめて高き所にて房総の海、富士の眺望奇絶たる所
かつてそう言われた犬目宿、確かに高い所なので遠くに富士山が見えました!!でも本当にはるか先の房総まで見えたのかな?
曹洞宗龍澤山
入り口の立て看板に観音様のから見える富士は絵になります。どうぞご覧くださいと書かれていました。
階段は疲れるからどうしようかなぁ、と少し悩んだけど、がんばってちょっと寄ってみることに。
実際はそんなに登らないんですが、結構距離を走っているので余計な上り坂はこたえるのです・・・
そんなに絵になるのかなぁ。。。
おぉぉおおお!!
おっしゃる通り、絵になりました・・・
折角なのでアップでも。
富士山バーン。。
そう、実はここは絶景のはずなのです!!
葛飾北斎の「富嶽三十六景甲州犬目宿」や歌川広重の「不二三十六景犬目峠の富士」はここから描かれたそうです。偶然にもこういった発見があるのがJOG TRIPの醍醐味なんですよね。
それと、双方ともに超有名人ですが、僕は特に葛飾北斎には思い入れがあります。
葛飾北斎のパンクなアーティストスタイルを大変リスペクトしていて、昨年の秋にはすみだ北斎美術館オープニングPRイベント画楽人を、僕が代表を務める任意団体、粋プロジェクトで主催しました。そのレポートを粋プロジェクトのサイトにアップしているので是非ご覧ください。
引用:ウィキペディア
興奮冷めやらぬうちに先へと進むと・・・
またいろいろな有名人のゆかりの道へ。日本武尊ゆかりの坂があって、聖徳太子?のなんだこれは?
山道はまだまだ続くけど、このあたりでやっと下りに差し掛かります。
バイバイ!富士山。
深い山間を下ると街へと入ります。ここはどこだろう?
「岩国の錦帯橋」「木曽の棧」と並ぶ日本三奇橋のひとつ猿橋が奥に見えます。
いよいよ街の中心部、ここから間もなく大月駅に到着してこの日のJOG TRIPは終了しました。
冒頭は登山者と一緒にゆるゆると山登りでスタートし、相模湖辺りまではいろいろな史跡が続いていて楽しかったのです。後半の相模湖から先は永遠と激しいアップダウンが続きとても大変でした。その苦労の分、犬目宿の観音様からの富士山の絶景にはとても感動しました。
次回は甲府を目指しますが、この甲州街道EDO SURVIVE、実は甲府に秘密があったんです!要チェックです^^
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