文化・芸術・クリエイティブ実験室 / 上野・浅草 / WEB/IT/インバウンド
おはようございます!カルチャーキュレーターの永田です。
今月もまた開催しました!歴史・芸術・文化がテーマのプレゼン交流会、socialbar -HAC-。今回は神田で130年続く老舗煎餅屋さんの若旦那、若女将が来てくれるとのことで、始まる前からワクワクしていました ^^
開催場所はもはやsocialbarのホームと言える入谷のSOOO dramatic!
『一人の中国人視点で見た、中国のSNS事情』『民族ロックde民俗学 ~Travelling Without Moving』『煎餅の歴史および基礎知識』の3本立てで、本当に楽しく勉強になりました。
トップバッターは中国山東省出身の劉家男さん。来日してからは、ALERT会の二東流(東北・東京)「青春18で東北へ行こう!」メンバーになり、東北支援活動を積極的に参加オーガナイズする知日派。そんな劉さんに中国人のSNS事情を教えていただきました。
まずは、中国のインターネット事情。これうっかり忘れてしまうこともありますが、Googleやfacebookが使えないんですよね。海外プロモーションあるあるで、あまり慣れてない会社さんにお願いしちゃうと・・・
伝わりやすいのでyoutubeとか使って動画でPRしましょう!
ってやってしまうんですよね。orz…
中国で抑えておきたいのは、微博(weibo)と微信(WeChat)が基本です(キリッ
中でも驚いたのは微信(WeChat)でした。すでに7.6億人を超える月間アクティブユーザーを有し、銀行カード情報などを登録し、16省76市の行政サービス、20万以上の店舗での取引が可能なのが本当に驚きです。日本では紙に書いて、役所の窓口に行かなければならない作業を微信(WeChat)で済ませることが出来る、本当に中国のIT化は進んでいます。
中でも驚いたのは、ユーザー同士で金銭のやり取りも可能なのです。
2016年の大みそかには・・・
な、なんとお年玉のやり取りが80.8億回!!!
今日ではお年玉も微信(WeChat)で送るそうなんです。
中国のSNS事情、凄すぎますね・・・
中国SNS事情の興奮冷めやらぬところで第二ラウンドが開始されました!!
今回の民族ロックはアフリカ編だっ!!プレゼンテーターはもちろん豊島秀俊さん。
アフリカの音楽は北部と中南部で音楽性が全く違うのに驚きました。音楽性の違いには文化的背景が影響しているようです。北部は『イスラム系の音』、南部はそれこそ日本人がイメージする『アフリカの音』で音楽が作られていました。
ひとつなるほど!と思ったことがありました。この写真の指のポーズ、よくHipHopシーンで見かけますが、これはアフリカだっていう意味だそうです。
なるほどぉ~!!
なんか、いいこと聞いてしまいました。このウンチクは色んな所で使わせていただきます(笑
本当はもっといろいろ、「あんなこと」や「こんなこと」を話していただいたのですが・・・(/▽\)
ブログに書けないのがとても残念・・・
そして民族ロックde民俗学、第三章は終わりました。これはほんとおもしろいのでまた続きを聞いてみたいです。
もう一回繰り返しますが・・・
とてもおもしろいのにブログに全部書けない(。_。*)))
もし興味がある方は是非socialbarへ遊びき来てくださいね。
そしてこの日のトリは!明治17年創業の煎餅専門店、神田淡平(かんだあわへい)次期6代目の若旦那、鈴木壮さんに煎餅の歴史と神田淡平での煎餅つくりについてお話ししてもらいました。
まずは、煎餅の歴史から。煎餅の起源はやはり中国でした。
これ中国の煎餅とのことでしたが日本の煎餅と随分違いますね。小麦をベースにねぎとか卵とか使って作るそうです。
実は本当に偶然ですが、この煎餅はプレゼントップバッター劉さんの故郷、山東省の名物とのことでした。現地では非常によく食べられているようでした。
本当に偶然ですね・・・
socialbarは小さなイベントですが、ここで世界がつながっているww
ちなみにこの日はベトナムからの留学生も参加していて、聞いてみたらベトナムにも煎餅があるそうです。写真で見たら日本の駄菓子屋さんにある「えびせん」や「みるく煎餅」のような煎餅でした。
これは若旦那が所有している掛け軸です。ここに、煎餅の創始者の情報が記載されています。
が、これなんと!
ヤフオクで手に入れたらしい!!!
なんかこんな希少なものがインターネットで手に入る、凄い時代になりましたねww
後半は煎餅工場の動画を見せてもらいながら、どのように煎餅が出来るのか?煎餅作りのお話しをしてくれました。
この写真、驚きですが・・・
激辛って言葉『神田淡平(かんだあわへい)』が作ってんですって!!
しかも、新語・流行語大賞銀賞とはビックリ!!
写真にも真っ赤な煎餅が写ってますが、動画で見たらもっと辛そうでした・・・
見ているだけで激辛モードに入ってしまい、イベント後にみんなで四川料理を食べに行ってしまいました(笑
煎餅の人気と大手企業、中小企業の違いや、老舗が抱える悩みなどもお話しいただきました。一番驚いたのは煎餅が出来るまでの時間です。熟成させて乾かしての作業にかかる時間でした。熟成に1週間とか2週間かけて、乾かすのに24時間。本当に丹精込めて作られているんですよね。
で、実際にお煎餅どんな仕上がりかというと・・・
ジャーン!!
イベントのお土産用にお煎餅を持ってきてもらいました。おぉ~、ありがたや。
これ、気づきました?『粋』の文字。僕たち粋プロジェクトのイベントなので、元パティシエの若女将がオリジナルで作ってくれたんです。
そうなんです!!
このイベントのために作って来てくれたのです!!
あぁ~、ありがたや、ありがたや。粋なはからいに感謝です。
そして、とてもおいしくいただきました、ぱくり。ご馳走様でしたm(__)m
中国SNS事情と煎餅の歴史をRockしてきたぜ!いかがでしたか?中国はSNSのみならず、インターネットを含めたITがかなり発達しています。秋葉原の30倍の規模を誇る電気街、深セン、そして、日本の100倍のスタートアップ企業が生まれる土壌が、どんどんITの、そして経済の発展を加速させているのだと思います。
僕らも負けてはいられませんね!!
socialbarから世界へ向けてスタートアップが生まれるのか!?今後に乞うご期待!!
そして、こっそりお煎餅の写真の下にチラシを敷いていたのですが、骨董集めが趣味の神田淡平(かんだあわへい)の若旦那が葛飾区青戸にある淡之須神社で骨董市を7/30(sat)に開催するそうです。
興味がある方は是非遊びに行ってみてくださいね。
さぁて、来月のsocialbarは・・・。
の三本立てです。
詳しいご案内はフェイスブックページまたは、WEBサイトをチェックしてくださいね。8月上旬に詳細を公開します。
それではみなさん、次回のsocialbarでお会いしましょう。
さよなら。
さよなら。
さよなら。
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