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山を越え、谷を越え、僕らの街にやって来た!ジョグライターがやって来た!
おはようございます。ジョグライターの永田です。
今日は鈴鹿越えの日。箱根峠が相当大変だったので少し気合いも入ります。峠手前の関宿は今回一番行きたかった宿場なので楽しみです。
昨日は時間配分のミスもあり、夜はグダグダになってしまいました。でも今日は朝早く起きることが出来たので、気持ちよくスタートをすることが出来そうです。
京都への最終章、二日目の朝もさわやかな晴天に恵まれました。今日は正面に見える鈴鹿峠を越えて、忍者の里甲賀まで走ります。
走り始めると早速亀山宿の表札が見えてきました。
ここはお城見庭園。読んで字のごとく亀山城跡の多聞櫓を眺めることが出来ます。
お城見庭園から数分走ると亀山城西之丸と外堀跡が見えてきます。
西の丸庭園の壁はかつての城壁の名残を残し城下町の風情が漂います。
お城見庭園からも眺められる多聞櫓へとやって来ました。
現在は中学校、小学校に挟まれた環境にあります。観光客が多いからでしょうか?僕を見かけたら野球部の生徒さんが帽子を取って元気に挨拶してくれました。町ぐるみの習慣なのでしょうか?朝からとても気持ちがいいです。
あらためて旧東海道を鈴鹿峠へ向かい走ります。
亀山城から10分ほど走ると、野村一里塚を発見!!
国指定史跡の4つの一里塚をこれで全てコンプリートしました。なんだか達成感に満たされます (^^)
今回の東海道JOG TRIPもいよいよ終焉の予感がしてきました。
一里塚を越えるとしばらく鈴鹿川沿いの直線道路を走ります。ここは大岡寺畷(たいこうじなわて)と呼ばれ、とても見晴らしが良く気持ちのいい道でした。大岡寺畷は東海道で最も長い直線の道(約2キロ)で松尾芭蕉も俳句を残しています。すぐに川に降りられるので散策にとてもおすすめです。
ちょっと下に降りてみると、水が冷たくて気持ちいい〜。鈴鹿川って水が凄くきれいですね。
そしていよいよ関宿に突入!
江戸の町並みをそのままに、当時の面影が残る道が2キロ弱も続く旧宿街。入り口の鳥居がここから先の異空間を予感させます。
観光という意味では一番のハイライトになるだろうと思っていた場所なだけにワクワク期待が膨らみます。
おぉ〜、ポストも面白い。
通り過ぎる車もおしゃれ。古い町並みに妙にマッチします。
街を一望出来る展望台があったのでちょっと覗いてみました。
ここ関宿は53ある宿街でも群を抜いて素晴らしい景観で国の伝統的建造物群保存地区にも指定されています。街には電線も無くすっきりとしていて、本当にタイムスリップしたような錯覚を覚えました。
関宿はゆっくりする予定だったので1時間以上をかけて観光を楽しみました。
関宿を出るとすぐに国道と合流します。
この看板何故かグッと来ました!左は「伊賀」真っ直ぐは「甲賀」。
ニンニン!!
しばらく峠道を上り続けます。
ニンニン!!
鈴鹿峠手前側の宿街、坂下宿。
坂下宿は宿街の面影もあまり無く、とても静かな集落でした。お茶畑が所々にありのどかな日本の原風景を見るようでした。
1時間くらい山道を登るとトンネルが見えてきました。トンネルは車が近くてちょっと怖いんですよね、走るのには・・・。急いで抜けていこう!
トンネルを抜けるとそこは忍者の里でした、ニンニン!
と言うわけで滋賀県甲賀市突入!!
ここからしばらく下りが続くのかな?そしたら楽だなぁ。
しばらく緩やかな下りを走ると土山宿に。
トントン拍子で見所が続き、疲れが出にくいですね。
今日は本当に見所のフルコースのような日です!!
土山宿の入り口からしばらく走ると人専用かな?小さな木橋がありました。
「かいどうばし」と書かれた橋。元々はここから600メートル下流に渡場があったようですが洪水になるたびにおぼれ死ぬ人が出たため、村人がお金を出し合い作った橋だとのこと。
この橋を渡ることのできるのは、安永四年(一七七五年)の閏月十二月の二十三日からである。・・・中略・・・この橋を渡る時、幕府の用で通行する人達や、武家の家族が渡る時は無料である。また、近村に住む百姓達の中、川向うに田畑があり、毎日橋を渡って生活しなければならない人達の渡り賃も無料である。しかし、それ以外の住民および一般の旅人については一人につき三文・・・中略・・・この規則は一時的なものではなく、橋があるかぎり永遠に続くものである。(橋の看板より)
田村川の水は本当にきれいで鮎やヤマメが生息する清流です。
橋を渡ると神社の鳥居が見えてきました。
ちょっと寄り道してみることに・・・
この神社は田村神社。主祭神は平安時代初期の武人坂上田村麻呂公(征夷大将軍)で、とても大きく立派な神社でした。
本殿の手前の橋からは豆が投げられていました。この神社には歳の数だけ豆をまき、厄除けを祈願する信仰があります。
水を辿ると川の方に行けるようになっていました。先ほどの木橋で渡った川ですね。
誰もいなくてとても静か。おまけにこんなにきれいな清流に、しばらく黄昏ていました。ここは今回のJOG TRIPのお気に入りの場所NO1に認定いたしました。先ほどの大岡寺畷もそうですが、日本にもまだまだ素敵な場所は沢山ありますね。
鳥居を出て直ぐに道の駅があったのでお昼にしました。
もう、カレーラーメンも飽きて来たところでJOG TRIP初のちゃんとしたお昼ご飯。おそばの汁の味が違う!?関西風?こんなことで近畿方面に来たことを感じてしまいます。
あいの土山は本当に広い範囲に連子格子の街並みが続きます。旅人が迷わないようにそこかしこに看板を設置したり、史跡の説明があったり本当に丁寧に街を訪れる人を歓迎しているように感じられました。
土山はお茶の産地としても知られています。
静岡の山の斜面を利用した茶畑とはまた違うのどかな風景でした。
「2000年以上前から神聖な場所とされている龍瀧神社・・・ケンケト踊り」気になる看板を見つけたのでコース変更して茶畑の細道を走ります。
シュールな子供の何かが鳥居の前に・・・
なんだか気になるなぁこれは。ちょっとワクワクするぞ!
長い参道を走り抜けます。
おぉ、また秘境のような清流に出会えました。
清流を横目に先へ進むと神社へ。
おぉ、立派な木に囲まれた神社がありました。あれは拝殿かな?
さらに奥に進むと
二つ並ぶ社がありました。新しく作り直したのか、きれいな神社でした。
ここは2000年の歴史のある神社。凄いですね。でもケンケト踊りっていったい何だったんだろう??
神社を後に再び東海道を先に進みます。
松並木、それも今までの中では小さい規模の松並木。
沢山通り過ぎてきた東海道の松並木も、おそらくここで最後なんだろうなぁと思うとなんだか少し寂しいですね。
松並木を越えてしばらく同じような古い町並みを走り、東海道から国道へ移り走ると、だんだん街らしき風景が見えてきました。
ようやく水口の街へ入りました。今日のゴール水口城へはあと少し。
水口城跡へ到着。
久しぶりに一日のゴールを区切りよく終えることが出来ました。
そしてここでもまた、近所の高校の運動部の生徒さんが僕に挨拶をしてきました。観光客には挨拶をするように教えられているのかな?おかげで気持ちのいいゴールになりました。
スタートの亀山城、ゴールの水口城。双方で運動部の生徒さんが挨拶をしてくれました。それだけでも気持ちが良く、街に対する印象がとても良くなりました。これが城下町の生業なのか?いやいや、本当に凄いなぁと思います。さすが、侍の子たちです。(侍なのか・・・?)
コースについてはポンポンとリズムよく名所が続き、終始飽きずに走ることが出来て納得の行くゴールが出来ました。東海道を走った中で今日が一番好きなコース、もし一日だけもう一回走ることになったら迷わず今日のコースを選びます。
明日はいよいよ最終日、目指せ京都!ワクワクしますね。
2015/09/20走行 コース:亀山~水口
明るい時間からお風呂に入れる幸せ(^^)
つばきの湯。天然温泉では無いけれど、昨日今日の疲労を少しでも落として明日確実に京都へ行けるようにしなくてはですね。
JOG TRIPで初めてのご飯付きの宿。今日のお昼といい、やっと旅らしい雰囲気も味わえました。写真はちょっと遠慮して撮りませんでしたが、旬の食材と、肉、魚。ご飯もおいしくてボリュームがあってとても幸せでした。
ご家族でやってらっしゃるのかな?『あや乃旅館』はとってもアットホームな宿で、ご飯を食べながらJOG TRIPの話をさせてもらったり、明日のコースのことを相談させてもらったりしました。いやはや、ありがたや。
今回のJOG TORIPはビジネスホテルやカプセルホテル・漫画喫茶宿泊と終始ストイックな内容が続いていたので最後くらいはまぁいいですかね?幸せでした^^
ここだけの話、この企画で2ヶ月弱で8キロ以上痩せました。
走り始めた当初は股すれに悩まされてワセリンを購入したりもしてましたが、足が少し細くなったのかな?もう気にもならなくなりました。いい効果が出ていますね!
おはようございます!カルチャーキュレーターの永田です。 かなりマニアックな話なのですが、みなさん神社で狛犬を意識し...
ケイツー・インタラクティブの出来ること